看護師のキャリアを考える

看護師の皆様・そしてそれに関わる全ての皆様こんにちは.

今回は看護師のキャリア形成についてお話します.今回は長文です.

看護師のバックグラウンド

看護師は高専卒や専門学校卒,大学卒など様々なバックグラウンドを持った人の集まりです.

また社会人を経て看護師を目指す方や,別の大学に入学したけどやはり看護師の道を目指す方も

更に在学中に様々な理由で休学してしまったり,留年してしまったりと,一概に新人看護師といっても年齢やバックグランドは様々です.

新人看護師さん

新人看護師さんの中には現役新卒の方も多くいると思います.

大学卒だと22歳,専門学校卒だと21歳,高専卒だとなんと20歳! ➡若い!笑

同じ看護師という資格なのに3年も差があるのです.更には,社会人を経て看護師になった方もいますから年齢はバラバラなのは当たり前です.

そのような中,看護師に限らず医療界では看護師年数を重視する傾向があります.特に大学病院であるとそれは顕著です.

私は現役で専門学校卒でありましたが,一つ下の学年に社会人経験者でお子様をお持ちの35歳の新人看護師さんが入職してきたこともありました.人生経験においては何もかもが大先輩でありましたが,彼女は私を含め,周りに敬語を使っていました.入職当初は,私も敬語を使っていましたが,次第に後輩という意識なってしまい,今では友達口調で話しています.彼女は今でもバリバリに頑張っています.

看護師は看護という専門職のため看護師になってからのキャリアが重視される傾向があるようです.

看護師年数と給与

給与に関しても看護師年数が反映されることがほとんどです.基本的には最終的な年収が同じようになるように設定されていることが多いようです.

高専の方が20歳で看護師になれる最短コースであることは以前よりお話ししていました.高専の方が,3年目の時に,大学卒の初任給と同額になるように設定されていることが多いです.

専門学校の方は2年目の時に大学卒の方と同額に設定されます.

簡単に説明しますと,現役であれば22歳の際の基本給は同額にするように設定されている訳です.

ちなみに社会人経験者であっても基本給は同上の場合がほとんどです.

看護師年数の自縛

少し踏み込んだ小題となりましたが,看護師年数とキャリアや給与は比例します.特に看護系ではない大学を卒業していても,専門学校を卒業したら専門卒の扱いとなってしまうことがほとんどです.

そのため社会人経験者や他大学を卒業した方からすると,年下の同期や先輩より給与が少ない場合がほとんどです.また,年下に偉そうなことを言われるなどして大変ストレスを感じることも多いようです.

一方で,経験を積み,勉強して誰よりもひたむきに看護を続けても,キャリアアップやインセンティブにつながることは少ないでしょう.

“看護師年数の自縛”と表現しましたがこれを解く方法はないのでしょうか.

自分の価値を上げる

やはり何もしていないと,“自縛”から逃れることはできません.自らの価値を上げることが大切であると考えます.

役職に就く

看護師のキャリアを考える中で,一番手っ取り早いのは,役職に就くことでしょう.

主任や師長となれば,それ相応の手当が付きますし“看護師年数の自縛”から解放される一手となりうるでしょう.特に,社会人経験者などはお勧めで,様々な経験を活かしてマネジメント職に就くことは良い選択であると考えます.

資格をとる

資格を取り他の看護師と自分を差別化することです.

簡単なところで言いますと,3学会呼吸療法認定士や心電図検定などの小さな資格もありますが

“専門看護師” “認定看護師” “診療看護師(NP)”という資格もあります.

他の看護師と差別化するにはこちらがお勧めです.それぞれに資格手当があるところもあります.多いところでは月に10万ほどの手当が付くところもあるようです.

私はマネジメント職ではなくこちらをキャリアとして選択しました.私は一般の看護師さんとは別に医局に所属しています.先輩の看護師さんも敬意をもって対応してくれます.(もちろん私も敬意を持ってます.笑)

こちらはいわゆる現場でのプレイヤーを重視したい方にお勧めです.

こちらに関しては今後詳しく書く予定です.

開業する

看護師は開業することができます.訪問看護ステーションを立ち上げることができます.

現在は,国として入院期間を短くし患者さんを自宅に帰す方針ですので需要は多いです.

私の知り合いも何人も開業していますが,軌道に乗れば年収1000万を優に超える人は数多くいます.

ことらも今後詳しく書きますね.

教員になる

最後に忘れてはいけないのは,教員になるです.

看護師養成施設には教員がいます.特に看護大学の教員はキャリアを積めば教授という職位につくことも可能です.もちろん,大学院に進学し自らの価値を上げる必要もあり大変ですが一つの選択肢として忘れてはいけません.大学の教授になれるなんてすごいですよね.僕の先輩はこちらの道で頑張っています.

まとめ

いかがだったでしょうか.看護師のキャリアは幅広いですね.今後の皆様のキャリア選択の参考になれたら幸いです.

最後までお読みいただきありがとうございました.

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